一酸化炭素など、火災で発生する有毒ガスを体内で解毒できる化合物が開発されました。
同志社大学・北岸宏亮教授らの研究グループは、血液中の一酸化炭素や、シアン化水素と強く結合する化合物「hemoCDーTwins」を開発したと発表しました。
研究グループは、実験でこの化合物を一酸化炭素などを吸わせた13匹のマウスに投与したところ、11匹が生き残りました。
数分で血圧が回復し、有毒ガスは、2時間後に尿として排泄されたいうことです。
■同志社大学理工学部北岸宏亮教授「現場で使えるような治療薬が提供することができれば搬送前、あるいは搬送中に治療を開始することができて、一人でも多くの中毒患者を救うことができるのではないか」
火災による一酸化炭素中毒などの治療が期待されていて、研究グループは、10年以内に医療現場に配備することを目指しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/162531058d56c1e3b155d0fbf2af5f3711c63254