パンサラッサが快挙V 世界最高の1着賞金13億円ゲット

<サウジカップ>◇25日=サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場◇G1◇ダート1800メートル◇北半球産4歳上・南半球産3歳上◇出走13頭◇1着賞金1000万ドル(約13億円)

8730キロ離れた異国の地で、日本馬が快挙を成し遂げた。パンサラッサ(牡6、矢作)が1着賞金13億円という世界最高賞金レースを勝利し、世界の競馬史に名を刻んだ。海外G1で史上最多となる日本馬6頭が挑戦。“チームJAPAN”の力も受けて、昨年のドバイワールドC覇者カントリーグラマーなど世界の強豪を退けた。

昨年のサウジCデーでも日本馬旋風を巻き起こした。ネオムターフCをオーソリティが制して幸先のいいスタートを切ると、続く1351ターフスプリントをソングラインが、レッドシーターフHをステイフーリッシュが勝利して日本馬が3連勝。その後、リヤドダートスプリントをダンシングプリンスが勝ち、チームJAPANが1日にして海外重賞4勝の快挙を成し遂げた。

ただ、メインのサウジCではマルシュロレーヌが6着、テーオーケインズが8着。日本馬は20年から3年連続で計5頭が挑戦したが、高く厚い世界の壁にはね返されていた。

そんな中でつかんだ念願の勝利。世界一のダートホースとして、これからは世界の強豪を迎え撃つ立場となる。狙うは来月のドバイワールドC制覇。ホースマンの夢をかなえた名馬は、これからも多くのファンの期待を背に走り続ける。

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