新しい「Bing」、回答のトーンを選べる機能を一部ユーザーに提供

 同社の幹部であるMike Davidson氏は米国時間2月24日、Bingの回答スタイルを「More Precise」(より正確な)と「More Balanced」(よりバランスのとれた)、
「More Creative」(より創造的な)の中から選択できる機能を一部のユーザーに向けてリリースしたとツイートするとともに、これらの選択肢が表示されているスクリーンショットを公開した。
このスクリーンショットには「BingはAIを活用しているため、驚くような結果や、間違った回答が返ってくる場合もある」と記されている。

(略)

 「OK、当初考えていたよりも時間はかかったが、Bing Chat v96がついに公開された。試してみてほしい!現在では3段階の設定で利用が可能になった」

 同氏はこれに加えて、重要な2つの機能向上として「明確な理由もなくBingが回答を拒否するケースが著しく減少した」ことと、「回答に妄想(編集部注:hallucination、AIが真実ではない情報をでっち上げること)が入り込むケースが減少した」ことを挙げた。

 Microsoftは、モデルの混乱が招かれたり、モデルが「挑発」されるのを防ぐために、チャットにおけるやり取りの回数(ターン)に制約を課している。同社は、Bingが対話を重ねるうちに奇妙なものになっていくという報告を受け、
やり取りの回数を5回に制限したが、その後これを6回に引き上げた。

https://japan.cnet.com/article/35200656/