「あの目を見て、命なので、受け入れがたい」乳牛を食肉処理すれば補助金...減産方針に酪農家困惑「牛乳輸入は減らせない?」国に聞いてみると

国内での在庫が増えている一方で、国は毎年度13万7000トンの乳製品を海外から輸入し続けています。

これに専門家は『国内の生産量を減らす前にまず輸入量を減らすべきだ』と指摘します。

「輸入を減らせばいいわけですよ。何が国際的な信頼関係ですか。
このように14万トンもの減産を北海道だけで要請されて、『牛を殺せ』『牛乳を捨てろ』と言いながら、14万トンを輸入しているんですね。
海外の値段の方が高くなっているんですよ」

輸入量は減らせない?国の担当者に直接聞いてみると

「大切に育ててきた牛を減らさないといけないというのは非常に苦渋の決断だと十分共感しているところでございます。
ご理解いただきたいと思っております。

13万7000トンというのは、WTO(世界貿易機関)で約束した数量でございまして。
改めて変えようとすれば全加盟国の合意を得る必要があるということで、事実上かなり困難ではないかというふうに考えております」

二転三転する政策に翻弄される酪農家たち。3月1日に始まる減産政策で酪農業界の未来はどう進んでいくのでしょうか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6208a42937f8e12614adb3570bfe50c528399931