5年連続ミシュラン掲載のラーメン店店主が心筋梗塞で急死 40代後半…重労働と食生活が影響の指摘も
[ 2023年3月7日 05:30 ]

「ミシュランガイド東京2023」でコストパフォーマンスのよい良質な店「ビブグルマン」を獲得した東京・亀有のラーメン店「手打式超多加水麺 ののくら」の店主、白岩蔵人(しらいわ・くらと)さんが2月20日、急性心筋梗塞のため死去した。

 白岩さんを知るラーメンライターの井手隊長氏によると、白岩さんは大学卒業後、時計メーカーで営業職として勤務していたが「自分の作ったものを売ってみたい」と33歳で退職。
ラーメン界に飛び込み、35歳で名店「九段 斑鳩」で修業を始めた。2017年12月に独立した。

とにかく真面目な性格だったといい、修業先では「コピー人間になる」と宣言し、店主の所作から思考まで全てまねて吸収した。そのこだわりは麺に凝縮された。栃木県佐野市の佐野ラーメンの手打ち麺に
魅了されていた白岩さんは、手打ちと機械を併用して独自のモチモチした極太麺を開発した。ののくら開店直後から、その麺の食べ応えが話題となり連日大盛況。18年から5年連続でビブグルマンに載った。
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2023/03/07/kiji/20230307s00042000138000c.html