スギ花粉 新潟県でも大量飛散か 花粉症急増でクリニック混雑

新潟県内では、今シーズン、非常に多い量のスギ花粉が飛散すると予想され、新潟市東区のクリニックには、9日、花粉症の症状を訴える人が次々と訪れていました。

スギ花粉の飛散量は雄花の芽の数に比例しますが、環境省の調査によりますと、新潟県は今シーズン、過去10年間で最も多くなっていることから、花粉の飛散量が非常に多くなると予想されます。
新潟市東区にある耳鼻咽喉科のクリニックでは、今月に入ってから、花粉症の症状を訴えて診察に訪れる人が急増し、9日は午前中だけでも30人ほどの姿がみられました。
このうち30代の男性は特に鼻づまりの症状がひどく、検査の結果、スギ花粉のアレルギーがあることが確認されたということです。
男性は「目のかゆみや鼻づまりがひどいので、ことしは診察を受けに来ました。ショックですが、アレルギーとうまくつきあっていきたい」と話していました。
クリニックの川崎克院長は「ことしはスギ花粉の量が多く、きのう、独自に空間を観測したところ、1平方センチメートルに800個以上という恐ろしい数の花粉がついていました。ことしから花粉症を発症する人も結構います」と話していました。
対処方法について川崎院長は「眼鏡やマスクを着用して花粉を体につけないことが重要です。症状がひどい場合は薬を飲むなどの治療が必要になります。ことしの春は、天気がよくて暖かい日はできるだけ外に出ないほうがいいと思います」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20230309/1030024494.html