なかでも敷島製パンと協働でコオロギパンを生んだベンチャー企業・FUTURENAUTの社長ブログは特に「軽い」と言わざるをえない。

例えば、2月16日にアップされた「昆虫食陰謀論が広まる中思うこと
『昆虫を食べることは僕にとって脱毛と同じだ』」という記事。

この記事の中で社長は、「昆虫を食べたくない人」にとっての「昆虫を食べるという行為」は、
自身にとっては「脱毛」のようなものだと例えている。どういうことか。
以下、一部を引用する。

「昆虫を食べたくない人にとって、昆虫を食べるという行為は、私にとってなにか。
そう考えたときに少ししっくりきたのが、『脱毛』でした。
これは私にとって、『脱毛』が抵抗感・忌避感があるということではありません。
ただただ、私自身が、脱毛というビジネスのターゲットの外にいるという点です。

昆虫食を食べたくない人というのは、我々昆虫食事業者が設定しているターゲットの外にいるという点で似ています。
我々のターゲットは当然、昆虫を食べてみたいという人が中心です」

「『脱毛をしたい人のニーズに応える』ことと『昆虫を食べたいと思う人のニーズに応える』ことは
社会のニーズをビジネスで埋めているにすぎません。
ただ、ビジネスの持続可能性という点で、投資家や事業提携を進める中では環境問題や
社会課題を絡めることが必要で、そういう部分が過剰にメディアで評価されているので、
怪しく見える節があるのかも、と今回気づきました」(原文ママ)
https://toyokeizai.net/articles/-/657713?page=2