「処分に費用…もったいない」抜き取り調査の軽油を公用車に・県の税金に関する事務処理で2件の不適切事案 長野

長野県は、調査のために抜き取った軽油を公用車の燃料として使うなど、税金に関して2件の不適切な事務処理があったと明らかにしました。

県税務課によりますと2件のうち1件は、軽油引取税の脱税を防ぐための調査で起きました。

県は、軽油に灯油などを混ぜる不正があるかどうかを確認するため、石油販売店や運送業者などに抜き取り調査を行っています。

本来、抜き取った軽油は廃棄処分することになっていますが、2018年度から今年度までの間にあわせて76リットルが県の公用車の燃料として使われていたとしています。

今年1月に書類の確認をしていて発覚したということで、担当者は「処分に費用がかかりもったいないと考えた」と話しているということです。

不適切な事務処理のもう1件は納税者の情報の漏えいで、今年1月、税金の納付状況などの1人分の個人情報を、納税者本人から依頼がないにも関わらず、別の人に誤って教えていました。

県は、「いずれも県民の信頼を裏切る行為で、再発防止に努める」としています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/28db97113f1c6b36d2e41b36a06eed0fe03c9a1c