北朝鮮は9年前、ひそかに拉致被害者2人の生存情報を日本に伝えていた 今も「なかったことに」 
政権にとって「不都合な事実」なのか

金田龍光さん(左)と田中実さん(右)

北朝鮮による日本人拉致被害者5人が帰国してから20年以上が過ぎた。日本政府は横田めぐみさん=失踪時(13)=ら
安否不明者12人の帰国を求め続けているが、進展はない。ただ、この間、両国による水面下の協議で北朝鮮側から
「重要情報」が寄せられていた。北朝鮮が入国を認めていなかった2人が「生存している」という情報だ。

北朝鮮側が打ち明けたのは2014年。日本側に「2人は平壌で生活している」と伝え、一時帰国の案まで示した。
当時の安倍晋三政権にとっても驚きの情報だった。しかし、安倍政権はこの提案を最終的に拒否する。
「拉致問題の幕引きを狙う北朝鮮の謀略」と警戒したためだ。政権はその後もこの情報を伏せ続けている。
なぜ「なかったことに」しているのか。
https://nordot.app/1002850417615536128?c=39546741839462401