岸田文雄首相は16日、東京・銀座の飲食店2軒で韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と夕食を共にした。1軒目はすき焼きでスタートし、2軒目は洋食の老舗料理店でもてなした。首相公邸ではない場所でくつろいだ雰囲気で親交を深めた。
首相官邸での会談や共同記者会見を終え、すき焼きなどの日本料理店「吉澤」で食事した。次に同じ銀座の洋食店「煉瓦亭(れんがてい)」に移動した。尹氏はかつて都内で食べたオムライスの味が「忘れられない」と話していたためだ。
首相周辺によると、両首脳は1軒目でビールや日本酒を飲みながらすき焼きや稲庭うどんを注文し、2軒目ではオムライスやハヤシライス、トンカツなどを食べた。途中から共に上着やネクタイを着用せずに歓談した。
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