【ワシントン共同】バイデン米大統領は14日、1月に11人が殺害された西部カリフォルニア州モントレーパークの銃乱射事件現場で演説し、全米で相次ぐ銃犯罪に「もううんざりだ。行動を起こすべきだ」と述べて銃規制強化を訴えた。アジア系が多い地区で事件が起きたことを踏まえ「多様性こそ国の力だ」と指摘し、被害者や周辺住民に寄り添う姿勢を示した。
 事件ではアジア系の男がダンス施設で銃を乱射。11人が犠牲となり、全員がアジア系だった。バイデン氏は11人の名前と人となりを読み上げて哀悼の意を強調。アジア系へのヘイトクライムが増加する中、地域社会は互いを思いやり「毅然とし続けた」と述べた。
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