https://www.bbc.com/japanese/64961027

虚偽の強姦被害を訴えた女性に禁錮8年半 英裁判所

が見えない」のと、「なぜこのような犯行に及んだのか説明がない」のは問題だとした。

また、被告の主張は「完全なフィクション」だとしたうえで、「このようなうそをついた理由は、被告が言わない限り分からない」と述べた。

判事はさらに、「被告は自らに大きな傷を負わせるなど、虚偽の告発のために異常な努力をしている」と述べた。

そのうえで、告発によってバロウは約4カ月間、「張り詰めた状態」になったとした。
裁判では、地元警察に対する脅迫がソーシャルメディアであったと説明された。また、ウィリアムズ被告がフェイスブックに写真を投稿した後、デモ参加者の一団が車で、バロウとウルヴァーストンを往復したとの説明もあった。

抗議デモは、警察署の前やショッピングセンターで行われた。裁判では、極右団体イングランド防衛同盟(EDL)を創設したトミー・ロビンソン氏がバロウを訪れた際の映像が流された。

判事は、警察が「一方では隠蔽(いんぺい)に加担していると考える人たちから圧力を受け、他方では自警団に危険を感じている人たちから圧力を受けていた」と述べた。

被告の手紙を代読
アルサム判事による量刑の言い渡しに先立ち、弁護側がウィリアムズ被告の手紙を読み上げた。その中で被告は、「一部について間違ったことをした」ことは分かっており「申し訳ない」とした。しかし、有罪判決は受け入れないとした。

被告はまた、自らのフェイスブックへの投稿が「引き起こしたトラブル」に「大きな衝撃を受けた」とし、「もしどんな結果になるか分かっていたら、決して書かなかった」とした。

さらに、「コミュニティーで起きたことは、私が招いたわけではない。私の家族はトミー・ロビンソンを町に呼びたくなかった」と主張した。