熊本県は20日、上益城郡の女性(78)が、マダニを介して発症する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」で死亡したと発表した。県内での死亡確認は今年初めて。
発表によると、女性は家庭菜園で草取りをしており、6日に腕のかさぶたに気づいて医療機関を受診し、16日に発熱した。症状が急変し、20日に死亡した。
県は8日、天草市の男性が今年初めての感染者と確認されたと発表していた。ダニの刺し口などは見られなかったが、2月中旬に山林で山菜採りをしたという。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230320-OYT1T50255/