フルモデルチェンジの直後に伸び悩んだ車種が、その後のマイナーチェンジで大幅に回復するケースは珍しく、何がタントの売れ行きを伸ばしたのでしょうか。

 販売店に尋ねると、以下のような回答がありました。

「タントのマイナーチェンジでもっとも効果的だったのはフロントマスクの変更です。とくに『カスタム』グレードは、マイナーチェンジでメッキパーツが多く採用され、存在感と引き締まり感が強まりました。

 以前のカスタムの穏やかな表情にも独特の雰囲気がありましたが、マイナーチェンジを受けて先代型からの乗り替えを決めたお客さまも多いです」

 以前のフロントマスクについては、ダイハツの開発者も以下のように述べています。

「現行タントのフロントマスクは、発売時点では、大人っぽい上品さを大切にデザインし、『ムーヴキャンバス』にも近かったです。

 このデザインの人気がいま一歩だったので、マイナーチェンジでは、カスタムを迫力の伴った精悍な顔立ちに変更しています。一方、標準ボディは従来と同じく上品に仕上げました」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b52d70431ab5ade07131802b3e0f16e4b9e991e4

MC前
https://gazoo.com/catalog/car_img/10502014/10502014_202109.jpg
MC後
https://gazoo.com/catalog/car_img/10502014/10502014_202210c.jpg