「フレンチ・パラドックス」に端を発した問題は、きわめて平凡な答えに辿りついたのです。https://news.livedoor.com/article/detail/23982423/
それは、健康を維持するための食生活の基本は、何でも食べること。
肉でも魚でも野菜でも、それだけに偏るのでなく、バランスよく食べること。
それこそが、長寿の人の食生活(長寿食)に共通する「一つの法則」なのです。
コンビニ弁当も、考えようによっては「長寿食」になることもあります。
こんなことを書くと、驚かれる人も多いでしょう。
コンビニエンスストアで売っているコンビニ弁当は、食品添加物を使っているイメージが強いためか、何かと批判されることが多いからです。
また、コンビニ弁当が、手作り弁当のようにあっさりした味付けではなく、濃い味付けが多いのも気にする人は多いようです。
いずれにせよ、コンビニエンスストアの方には失礼な話かもしれませんが、ふだんコンビニ弁当を食べている人でも、「体にいい」と考えて食べている人は少数派なのではないでしょうか。
ただ、前項でご紹介した柴田先生は、コンビニ弁当について、独自の見解をお持ちです。実際、次のような面白いことを仰っています。
「家庭で作る弁当に、あれだけの材料を使えますか?」
たしかに、言われてみれば、そうです。
コンビニ弁当なら、どんな種類の弁当であれ、少しずつ、たくさんの種類の材料が使われています。たとえ、それぞれの量は少なくとも、いろいろなつけ合わせが弁当箱に収まっています。
幕の内弁当のように、おかずが多い弁当であれば、20~30種類くらいの材料は使っているのではないでしょうか。手作り弁当では、あそこまでたくさんの種類の材料を使うことなど、とてもできることではありません。