去年8月、広島県東広島市で、男性（29）に一方的に金を渡し、倍額の借用書を書かせ、さらに2日後には呉市の山中で、男性をハンマーで複数回殴るなどしたうえ、車のトランクに監禁したとして、6日、男（44）が逮捕されました。
強要と傷害・監禁の疑いで逮捕されたのは、住所不定・自称 建築業の男（44）です。
警察によりますと、男はほかの2人と共謀のうえ、去年8月2日、東広島市黒瀬町の飲食店駐車場で、男性（29）に対して、現金50万円を一方的に手渡し、
すぐに返却されたにも関わらず「1回手渡したから50万円貸したからな」「利息合わせて100万円の借用書に名前書けや」などと言い、借用書に署名させた疑いがもたれています。
さらに2日後、同じくほか2人と共謀して、呉市の山中で男性の顔面をハンマーで複数回殴り、たばこの火を体に押し当てるなどし、全治3週間のけがを負わせたうえ、東広島市のコンビニエンスストアで、男性を車のトランクに入らせて車を走行させ監禁した疑いがもたれています。
男性が被害を届け出たことで事件が発覚し、警察は1月、事件に関与した疑いで39歳の男と、41歳の男を逮捕していました。
調べに対して男は、強要について「無理やり書かせてはいない」と否認していて、傷害については「詳しくは覚えていないが、暴力をふるったことに間違いない」、監禁については「トランクから出てきた様子は見たので、そのようなことがあったことには間違いない」などと供述しているということです。
男らと男性は事件当時、同じ職場で働く同僚で、警察は男らが日頃から男性に暴力をふるっていたとみて、事件のいきさつを調べています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rcc/422005
