8日夜から9日未明にかけて、北海道苫小牧市から函館市までタクシーに無賃乗車したとして、17歳と15歳の少年2人が逮捕されました。

 詐欺の疑いで逮捕されたのは、どちらも苫小牧市に住む17歳の派遣社員と15歳の無職の少年2人です。
 2人は8日午後9時すぎから9日午前1時ごろまでの間、料金を支払う意思も能力もなかったのに、あるかのように装い、苫小牧市から函館市までタクシーに乗車し、約8万円の料金を支払わなかった疑いが持たれています。

 警察によりますと、2人は、電話でタクシーを呼び、男性運転手に「函館に行って欲しい」と伝えました。
 高速道路で函館市に向かう途中、不審に思った運転手が料金を支払えるか確認したのに対し、2人は「函館に住む親が着いたら払う」などと返答。
 函館市に着いた後、コンビニエンスストアに寄ると、2人が逃走したため、運転手が「無賃乗車された」と店員を通じて通報しました。
 その後、函館市のアパートの管理人が「住人でない男がアパートの廊下にいて、声をかけたら逃げて行った」と通報。
 警察は、服装などから見つけ出し、調べをすすめた結果、無賃乗車の疑いがある2人であることがわかり、逮捕しました。
 2人の所持金は、合わせて数百円ほどでした。
 取り調べに対して17歳の派遣社員の少年は「無賃乗車をしたのは事実です」。
 15歳の無職の少年も「タクシー運転手をだまして、苫小牧から函館までタクシーに乗ったことは間違いない」などと話し、どちらも容疑を認めているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1936f4fc9d62c108321eace1582b131e1aec93f0