三戸なつめ「今も鮮明に記憶がよみがえる」アニメ『ドラゴンボール』で受けた衝撃


■漫画の世界の人間じゃないか確かめていた

── 性格は、今とあまり変わらない感じでした?

三戸さん:すごくネガティブでした。今でも鮮明に覚えている場面があるのですが、祖父の部屋でコタツに入って、アニメの『ドラゴンボール』シリーズを観ていたんです。
クリリンがフリーザに浮かされ、バーンって爆発して死ぬ…。そのシーンがすごく衝撃的で、小学校低学年くらいのことでしたが、そこから「自分も死んだら、パッと消えてしまうのか?」など、死についてすごく考えるようになりました。
「自分は漫画の世界の人間じゃないか?」というのも心配で…。漫画ってカラーでも輪郭が黒い線で描かれるから、手を見て黒い線で描かれていないか、めちゃくちゃ確認していましたね。

── クリリン爆発のシーンがショックで、アイデンティティが揺らぐというか、自己の存在を疑ってしまうような、衝撃があったわけですね。

三戸さん:とにかく「死」が怖い。死んだらどうなるのか?をすごく考えてしまって。

https://news.yahoo.co.jp/articles/32ddecc11d562c89dd0a588d9cf0c7555c0608a2

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