ゴミ放置、ケンカ、騒音――住民から苦情の無料キャンプ場
4月から「有料化」正式導入

埼玉県飯能市は、ゴミの放置や騒音が問題になっていた
飯能河原キャンプ場について、4月から有料化に踏み切った。
民間企業と連携し、バーベキュー(BBQ)など火器使用時の有料化の実証実験を進めてきた結果、
マナー改善の成果が見られ、正式導入に至った。

コロナ禍で密を避けられるアウトドアアクティビティーがブームとなる中、
同キャンプ場では、ゴミの放置・投棄、BBQの煙や臭い、大音量で音楽を流すなどの騒音、交通渋滞、
利用者同士のケンカ――といった問題が表面化していた。
市は周辺住民からの苦情を受け、2021年8月、コロナ対策の緊急事態宣言の発出に合わせて河原の一時閉鎖に踏み切った。

オーバーツーリズムは飯能河原に限らず全国のキャンプ場でも起きている。
コロナの感染症法上の位置づけが5月8日に「5類」に移行するのに伴い、今後、人出のさらなる増加が見込まれる。
キャンプ場などの無料施設が有料化に踏み切る事例は今後も増えていきそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ee2db028a966057c8be6369986b5f54655e56ef4