五輪マンション「晴海フラッグ」に転売益狙いの投資家殺到 3000万円上乗せケースも 転売規制なぜしない?
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東京五輪・パラリンピックの選手村跡地に建つ大規模マンション「晴海フラッグ」(東京都中央区)。周辺相場に比べて割安だったため、転売目的で投資家らの申し込みが殺到した。
入居前にもかかわらず、販売額に3000万円以上を上乗せして転売益を狙うケースも。もともと都有地だったのに、一部の人を利するのは何だか釈然としない。転売を規制することはできなかったのか。(岸本拓也)

◆資金力ある投資家は1人で数十戸、抽選も有利

「9500万円」。4月中旬、大手不動産仲介サイトで紹介された晴海フラッグの売り出し物件が、不動産関係者らの間で話題になった。
購入者が入居しないまま即座に転売する、いわゆる「即転」の物件だ。広さ70平方メートル余りで、もともとの販売価格は6000万円強。3000万円以上も高くなっていた。