「ダウン症」で生まれた子どもは不幸ですか?

ダウン症の人が短命といわれた背景には、もうひとつの理由があります。ある親御さんは、ダウン症の子どもを授かった際に、医師からはっきりと、宣告されたそうです。

「この子は長く生きても税金を払いませんから、積極的な治療はしません」

その昔、障害を持つ子どもが生まれれば、蔵に閉じ込めておくようなことも珍しくありませんでした。同時に「親戚の手前もありますので、なかったことに……」という親の思惑も表裏一体。
「短命」という情報が漏れ伝わったのには、「短命であるほうが助かる」という、ダウン症の赤ちゃんにとって言葉にしがたい、悲しい現実が存在していたからです。

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