「余計なお世話だ」北方領土元島民から怒りの声 ロシア検察当局の「好ましくない組織」指定に
ロシアの検察当局が北方領土の元島民らの団体「千島連盟」を「好ましくない組織」に指定したことについて元島民からは怒りの声があがっています。
ロシアの検察当局が21日、「好ましくない組織」に指定したことで千島連盟はロシア国内での活動が禁止されます。
山上暢記者)
「ロシア側が好ましくない組織に千島連盟を指定したことを受けこちらの総会に出席している元島民の皆さん、一様に憤りの気持ちを抱えています」
現在は中断している北方領土への墓参の再開も困難になるとみられ、22日に開かれた千島連盟道央支部の集会では元島民から次々と怒りの声が上がりました。
千島連盟道央支部松本侑三支部長)
「個人的には怒り心頭、余計なお世話だ」
国後島元島民大塚誠之助さん)
「我々はずっと友好的だったんです。今回のような扱いをされる覚えはないですね」
択捉島元島民岩崎忠明さん)
「面白くないね、非常に。気持ちだけはくじけない、そういう気持ちです」
千島連盟の脇紀美夫理事長はコメントを発表し「きわめて一方的な対応であり断じて受け入れることはできない」と抗議しています。
https://www.htb.co.jp/news/archives_20093.html