4点リードの七回。快勝ムードが一変した。元DeNAのパットンから勝利のバトンを託された藤浪は、いきなり先頭に四球を与え、次打者への初球もボール。

悪癖の兆候を察知したエマーソン投手コーチがベンチから飛び出したが、一度乱れたメカニックスは修正が利かず、2者連続四球。
4番・ペレスにはこの日最速160キロ直球を投げ込むなど、フルカウントから154キロ直球で遊飛。しかし、5番プラットにストレートの四球で歩かせ、1死満塁になったところで降板を告げられた。

 4番手・プルイットが犠飛と2点適時三塁打を許し、残した走者全員を生還させたため、藤浪に3失点が記録された。前回2日のマリナーズ戦は1回で2奪三振を含む無失点。

メジャー7登板目にして初の無失点で復調を印象づけたが、この日は19球のうちストライクはわずか4球。コッツェー監督が指摘し続けている問題を再び露呈させてしまった。

 藤浪の乱調に米SNS上には「シンタロウ・フジナミ(笑)。俺は一体、何を見せられてるんだよ」
と辛辣な言葉。「コッツェー(監督)はフジナミを重圧のかかる状況で投げさせたいと言っていた。4点リードで走者なしから連続四球にしてちょうどよかった」といった皮肉る投稿もあった。

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