震度6強の地震で自宅が倒壊した石川県珠洲市正院町正院のスナック経営の女性(77)が読売新聞の取材に応じた。
当時、自宅1階にいたが、無事に救助された。女性は「けがもなく、生きていてよかった」と語った。
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女性宅は、築90年以上の頑丈そうな木造2階住宅。
だが、1階部分が押しつぶされ、大きく傾いた。
震度6強の揺れが襲った5日午後2時42分頃、女性はスナックの仕事を明け方に終えて帰宅後、1階の寝室で寝ていた。
激しい揺れで目が覚め、体を起こそうとすると、額に何かがガツンとぶつかった。「天井だ。地震で落ちてきた」。状況は理解できたが身動きが取れず、じっとしているしかなかった
女性は、倒れた家具のすき間にたまたま入り込み、落ちてきた天井の直撃は避けられた。「テーブルとふすま、それに 屏風びょうぶ もあった。そのおかげで助かったんですね」と振り返った。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230506-OYT1T50092/