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中国の習近平国家主席は10日、北京近郊にハイテクセンターを建設するとあらためて表明し、国有の企業や金融機関に対し首都から南西約100キロメートルに位置する経済特区「雄安新区」に移転するよう求めた。
雄安新区は北京から高速鉄道で約30分。国営新華社通信によれば、習主席はこの日、高速鉄道で新区入り。同行した李強首相ら共産党中央政治局常務委員３人と共に視察を行った。
新華社によると、習主席は「雄安新区の開発は千年を見据えた重要な国家プロジェクトであり、具体的行動と取り組みの継続によって推し進められるべきものだ」と語った。
さらに、金融機関や研究機関、公共機関の移転に向けた計画に直ちに着手すべきだと指摘し、中央政府傘下の国有企業に対し本社を雄安新区に移すよう促した。
雄安新区プロジェクトの青写真は2017年に公表され、それから６年後の現在も建設が続いている。習主席の新区訪問はこれで３回目。
原題：Xi Urges Financial Institutions to Move to New Flagship City（抜粋）
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-11/RUH57IT0G1KW01
