欧州では再エネの普及が進んでおり、20年のEU全体の発電比率は風力や太陽光など再エネが38%、石炭火力など化石燃料が37%と、初めて再エネが上回った。

各国で進む風力や太陽光発電の急拡大によって、「再エネは安い」が世界の「常識」になった。

つまり、再エネ導入の理由は「environment(環境)ではなく、economy(経済)」
と、国際大副学長の橘川武郎さんは指摘する。

経済成長と気候変動対策は、対立する概念のようにとらえられてきたが、すでに経済が対策を加速させている。