上場企業の2023年3月期決算発表が12日、ピークを迎えた。新型コロナ対策の行動制限が緩み、高まった消費熱が多くの企業を好決算に導いた。
今後の見通しには、資源高の一服など明るい要素がある一方、消費の減退を警戒する声も出ている。
脱コロナで活気づいた消費者の外出や買い物の需要を取り込み、商業施設や百貨店は業績を伸ばした。
商業施設「ららぽーと」やアウトレットモールなどを展開する三井不動産の23年3月期決算は、最終的なもうけを示す純利益が1969億円（前年比11・3%増）で過去最高だった。
百貨店の三越伊勢丹ホールデ…
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