大型店撤退が相次ぐ「千葉」…魅力低下が続く大都市の住み心地
https://gentosha-go.com/articles/-/27042

千葉県の中枢にふさわしいにぎわいを見せる千葉市ですが、2016年「千葉パルコ」、2017年「三越千葉店」と、千葉市を代表する大型商業施設、百貨店が相次いで閉店となり大きなニュースになりました。千葉市では人口が増え続けており、商圏が小さくなったわけでもないのに、どちらの店も、最盛期の1/4程度の売上に落ち込んでいたといいます。

大型店撤退の背景にあるのが、郊外型のショッピングセンターの台頭。「千葉」駅から10キロ程度のところには、「イオンモール幕張新都心」や「ららぽーとTOKYO-BAY」など有力なショッピングセンターが立地し、既存の百貨店などから顧客を奪っているといわれています。

全国的にみられる中心市街地の地位低下。車社会の郊外ならではの減少で、鉄道が移動の主役の東京圏においては無縁の話かと思えば、ここ千葉では問題視されているのです。2018年に「ペリエ千葉」が全面開業し、再び、千葉・中心市街地の隆盛なるか……注目が集まっています。