クマ襲撃か 湖畔で“人の頭”発見…相次ぐ出没「水辺に注意」攻撃的になる恐れも
5/16 (火)

釣り人の男性が行方不明となっている北海道幌加内町で、人の一部が見つかりました。付近では、長靴をくわえたクマが目撃されていました。

男性が行方不明になってから丸一日。事態は大きく動きました。クマが目撃された現場近くでは、人の体のようなものが見つかりました。

幌加内町の朱鞠内湖で、西川俊宏さん(54)の行方が分からなくなったのは、14日のことです。

西川さんは、他の釣り人9人と一緒に1隻の船に乗り込み、午前5時すぎに船着き場を出航。およそ6キロ離れた釣り場で、1人だけ船から降りたといいます。
それからおよそ3時間後の午前9時ごろ、船のガイドが迎えに行ったところ、そこに西川さんの姿はなく、かわりに胴長靴をくわえたクマが目撃されたのです。

知人によりますと、西川さんは釣り仲間から一目置かれる存在だったといいます。

西川さんの知人:「超ベテランだから、さんざん教わって。北海道生まれ北海道育ちの釣り好きの人で、僕らには神様みたいなものかな。(過去に)向こうにクマがいるからやめて帰ってきたと言っていた。あの人はそういう怖さをものすごくよく知っている。ものすごく慎重な人です」

安否が心配されるなかで行われた15日の捜索では、西川さんのものとみられるリュックや釣りざお、ライフジャケットなどが回収されました。釣り場の近くでは人の頭部が見つかり、警察が身元の特定を進めています。

https://www.khb-tv.co.jp/news/14908969


北海道幌加内町・朱鞠内湖で新たに遺体の一部発見 ポケットには免許証 北海道内で相次ぐクマの目撃
2023年 5月17日

北海道幌加内町の朱鞠内湖で釣り人の男性を襲ったとみられるクマ。現場周辺では17日、新たに遺体の一部が見つかりました。道内各地でクマの出没が相次いでいます。

15日、朱鞠内湖周辺で見つかり、その後駆除されました。その朱鞠内湖では、14日に釣りをしていた興部町の西川俊宏さんの行方が分からなくなっていて、クマに襲われた可能性があります。

駆除されたクマの近くですでに人の頭部が見つかっていましたが、17日に新たに遺体の一部が見つかりました。釣り用のつなぎを身に着けていて、ポケットには西川さんの免許証が入っていました。
https://www.htb.co.jp/news/archives_20546.html