Appleが裁判所に提出した資料では、「Epic Gamesの幹部による証言」として、Epic Gamesストアは採算が取れていないことが示されています。

資料によればEpic Gamesストアは、2019年には1億8100万ドル(約200億円)の損失を出しており、2020年には約2億7300万ドル(約300億円)の損失が出ていることが予測されています。

「注目のゲームタイトルをEpic Gamesストアで期間限定で独占配信し、発売日から半年~1年後にSteamなど他のプラットフォームからも販売させる」という戦略を行うために、Epic Gamesは各ゲームパブリッシャーに最低保証金を支払う必要があります。例えば、Epic Gamesはアクションアドベンチャーゲーム「Control」の独占販売権に105万ドル(約12億円)を費やしたことが報じられました。

海外ゲーム系メディアのEurogamerによると、Epic GamesはEpic Gamesストアの採算が取れていないことを認めており、2021年はおよそ1億3900万ドル(約150億円)の損失が生じると予想しているとのこと。また、独占販売の最低保証金だけでも3億3000万ドル(約360億円)の未回収コストが生まれており、Epic Gamesストアが経営的にかなり厳しいとみています。

https://gigazine.net/news/20210412-epic-games-burning-dollars/