防衛省、海将補をパワハラで減給処分 「元々声が大きいと自覚」

 部下にパワハラをしたとして、防衛省は23日、海上自衛隊の50代の男性海将補を減給1カ月(15分の1)の懲戒処分にしたと発表した。海将補は「非常に反省している」と話しているという。

 海将補は海自の16階級のうち上から2番目の高級幹部。海上幕僚監部によると、海将補は2021年12月~昨年10月、複数の部下隊員への指導や業務指示の際、大声を出したり、机に資料をたたき付けたりする威圧的な言動をし、部下らを萎縮させ、職場環境を悪くした。昨年10月、相談窓口に通報があったという。

 海将補は事実関係を認めた上で、「パワハラやセクハラになると考え、指導しない人もいる。自分がしっかり教えないといけないと思った。元々声が大きいと自覚しているが、暴言は吐いていない」と話しているという。(成沢解語)

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