https://young-machine.com/2023/05/27/441471/

ホンダCBR600RR/カワサキ Ninja ZX-6R:両車とも新型登場が濃厚!! カワサキは6月初頭に登場の可能性も?!

ヤマハとスズキが消え、600cc直4スーパースポーツの灯はホンダとカワサキの2台に託されているのが現状。そんな中、ユーロ4仕様で生産が終了すると思われていたホンダCBR600RRに「ユーロ5規制に適合した新型が登場する」との情報を掴んだ。となれば気になるのは、636ccという独自の排気量で我が道を行くカワサキの600SS・Ninja ZX-6Rの動向だが…。
CBR600RR:20周年で新型登場?! 発表は鈴鹿8耐か
初代CBR600RRの誕生は2003年。それまで600ccクラスのレースにスポーツツアラーのCBR600F4iで参戦していたホンダだが、他社の強力なライバルの登場を受け、サーキットでの戦闘力に特化したスーパースポーツ(SS)として登場。スーパースポーツワールドシリーズ(WSS)や国内ST600、鈴鹿4時間耐久レースのベースマシンとしても活躍し、そのエンジンは2018年までモト2にも供給された。

2016年にはいったん生産を終了したが、2020年にフルモデルチェンジを受け復活。この現行モデルでIMU連携のABSやトラクションコントロール、安定性を高めるウイングレットなどを装備している。当時の排ガス規制はいわゆるユーロ4(≒平成28年度規制)で、登場した当初から“ユーロ5(≒令和2年規制)には適合しない”と囁かれており、このモデルがファイナルCBR600RRになる…というのが暗黙の了解だった。

このユーロ5規制は2022年11月から施行されているため、未対応のCBR600RRはすでに生産を終了している(=法律的に生産できない)。ところが生誕20周年の節目となる今年、大方の予想を覆してユーロ5に適合した新型CBR600RRが登場するとの情報が入ってきた。今年夏の鈴鹿8耐に合わせて発表し、レースファンに生誕20周年を大々的にアピールするというのだ。

その内容は不明だが、普通に考えれば規制に対応するための最小限の変更に留まるはず。しかし、熱狂的なレースファンが集まる鈴鹿8耐で、しかも20周年のお祝いとともに発表するのなら、何らかの話題性は必要なのではないだろうか。排ガス対応のみ、じっくり見ないと判別できない新型ではなく、見るからに「スゲエ!!」となりそうな、アニバーサリーにふさわしいCBR600RRを期待したい。