公立大が今春、100校に達した。多くの公立大が立地する地方では、都市部以上に少子化が進む。安い学費などで受験生を引きつけているが、先行きは安泰ではない。

近年目立つのが、私立大の公立化だ。日本私立学校振興・共済事業団によると、入学者数が定員より少ない「定員割れ」の私大は2022年度、過去最多の284校で全体の47・5%を占めた。一方、文部科学省は40年の大学進学者数を現在より13万人少ない51万人になると推計する。

公立大同士で学生の奪い合いも

公立大には、国から学部系統…この記事は有料記事です。残り1751文字
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https://www.asahi.com/articles/ASR5X5411R5SUTIL033.html