そして25日午後4時半ごろ、迷彩服姿の政憲容疑者が愛犬を連れて付近をうろつく姿に、女性は胸騒ぎがした。

「政憲さんが変な格好して家に戻るのが窓から見えて、そのあとパトカーが来たのでまた犬が保護でもされたのかなって思って、様子を見に出たんです。
そしたら政憲さんが犬と一緒に玄関前をうろついたり、出たり入ったりするようになって、嫌な予感がしたと思ったら警察のかたに『銃を持ってる人がいるから
家に入って鍵をかけてください』と注意されたので、家に避難しました」

この時すでに、政憲容疑者はパトカーに散弾銃を発砲、警官2人を射殺した後だったのだろう。
女性が続ける。

「警察官が青木さん宅の母屋の影に隠れて『銃を下ろしてください』と呼びかけたものの、政憲さんは無表情で返事も全くせず、ただウロウロしてました。
そうこうしているうちに、日が沈んだのを見計らったように警察のかたがウチにきて『ここの2階から青木さんの家がよく見えるので、貸してください』と依頼
されたので、案内しました。外には重装備姿の特殊部隊の人たちが10人ぐらいずらっと並んで、他に制服警官も20人ぐらいはいて、かなりの臨場感がありました」
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