秋田県内のJRの在来線17駅で27日、ICカード「Suica(スイカ)」の利用が始まった。青森県と並び、スイカが使える駅がないJR東管内最後の「空白県」が解消した。

【図】一目でわかる…スイカ対応地域はこのように広がってきた
 同日に始まったのは、岩手県も含めた3県の計45駅で、秋田県内はJR奥羽、羽越、男鹿線の計17駅。秋田駅では同日朝、早速カードやスマートフォンの「モバイルSuica」をかざして改札を通過する利用客が見られた。
 鉄道が好きで、始発列車に合わせてスイカを利用したという秋田市の小学6年の男児(11)は「小学1年の頃から使えるようになるのを待っていた。ついに秋田で使えるようになってうれしい」と笑顔だった。
 秋田駅の東西連絡自由通路「ぽぽろーど」では記念式典が開かれ、スイカ対応駅のある秋田、男鹿、潟上各市の市長らがテープカットで祝った。JR東日本秋田支社の井料青海支社長は式典後に「大変お待たせした。多くの方に色々な場面で使っていただき、便利さを実感してもらいたい」と話した。

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