浮上した豆腐屋問題…5月21日の「サザエさん」視聴率に「終わりの始まり」を感じたテレビ局員
2023年5月28日 11時29分 デイリー新潮

 ビデオリサーチが調べた視聴率(関東地区、リアルタイム、世帯、以下同)の結果が驚くべきものだったのだ。民放キー局のディレクターが言う。

「21日のサザエさんの視聴率は6・4%。1969(昭和44)年の放送開始以来、ワースト3位の結果でした。ワースト1位は昨年8月28日放送の5・6%ですが、この日は日本テレビの『24時間テレビ』が裏番組でした。『サザエさん』が低視聴率を記録した場合は、これまで何らかの理由がありました。ところが21日は、何も理由が見当たらなかったのです。民放各局の編成担当は『「サザエさん」もいよいよ終焉を迎えるのか』と思ったに違いありません」

 原作者の長谷川町子は1920(大正9)年生まれ。1935(昭和10)年に15歳という若さで漫画家デビューした。“天才少女”と題し、長谷川の伸びやかな容姿を紹介するグラビアページが現存する。

 戦後間もない1946(昭和21)年、福岡県のフクニチ新聞社が夕刊フクニチでの漫画連載を長谷川に依頼、4月22日に初めて「サザエさん」が掲載された。

 その後いくつかの新聞や雑誌を経て、1951(昭和26)年4月から朝日新聞の朝刊で連載がスタートし、これが最終話まで続いた。

https://news.livedoor.com/article/detail/24318971/