癒やしのキャンプ場が地獄のキャンプ場に 実際にあったひどい出来事3選
■ 番外編:そんな装備で大丈夫か?真冬にブルーシートのテント泊
最後は番外編。誰かに迷惑をかけられたというワケではありません。個人的にめちゃくちゃ心配になった出来事です。
何年前かはわすれましたが、冬の寒い時期で12月頃だったでしょうか。富士山がよくみえるキャンプ場へと足を運びました。景色が綺麗なこともあり、寒い時期にもかかわらず多くのキャンパーで賑わっていました。
この日も早々に設営をすませて場内散策していたところ……。ブルーシートと何かの棒でたてた隙間だらけの素朴なテントを発見。ソロキャンパーと思われるテント主はテントの前で読書をされていたのですが、大きく開いた入り口から見えたのは……床にしかれたレジャーシートと、どうみても夏用の薄い寝袋。
12月とはいえ富士山ふもとあたりの夜の気温は、1度から3度程度まで一気に下がることがあります。それが隙間だらけのブルーシートテント&まにあわせたキャンプ用具じゃ耐えきれるワケがない。心配通り越して、ビビりちらしてしまいました。実際私以外にも二度見して通り過ぎる人が大半だったので、周囲のキャンパーさんたちはみなハラハラした思いで見守っていたことでしょう。
とはいえ、他人の装備にとやかく言わないのもキャンパーのマナー。聞かれたらアドバイスはするけど、本人が言わない限りは見守るしかありません。
そして翌朝……ガクブルしながらなんとか一晩乗り越えたのであろうテント主を見かけたときは、「無事だったか……」とほっとしました。あるもの全てを身につけたのであろう姿で、顔色も真っ青。まだ燃え上がっていない火にあたり、なんとか暖をとろうとしていました。そうなるよねぇ。
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