拳銃が必要だったな

 県警によると、青木容疑者は25日午後4時35分頃、通報を受けてパトカーで駆けつけた中野署地域課の池内卓夫警部(61)(殉職により2階級特進)と玉井良樹警視(46)(同)に向け、池内さんがいた運転席側から窓越しに計2度発砲した。その後、パトカー後方から助手席側へ回り込み、車外に出ようとした玉井さんをナイフで襲ったとみられる。玉井さんは車外で倒れた状態で見つかった。

 捜査関係者によると、玉井さんの左腕には銃弾が貫通した痕があり、心臓付近まで到達するほど深い刺し傷もあった。致命傷になったのは刺し傷だったとみられる。ドライブレコーダーなどの映像には、青木容疑者がナイフを手にパトカー後方から助手席側に回り込み、しゃがんだ後、再び立ち上がり、自宅方向へ逃げる様子が映っていた。県警は青木容疑者が銃撃後、ナイフで襲ったとみている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230530-OYT1T50139/