米下院、債務上限停止法案を可決 デフォルト回避へ大きく前進
2023/6/1 10:28

 米議会下院は5月31日、連邦政府の借金限度額を定める「債務上限」の適用を2025年1月まで停止する法案を賛成多数で可決した。上院で可決し、バイデン大統領が署名すれば成立する。野党・共和党が多数派を握る下院を通過したことで、法案成立の公算が大きくなった。世界経済の混乱を招く米国債のデフォルト(債務不履行)の回避に向けて大きく前進した。

 米財務省によると、政府資金が枯渇する恐れが強まるのは6月5日。デフォルト回避には、同日までに法案を成立させる必要がある。上院は与党・民主党が多数派を握っており、タイムリミットまでに成立する見通しが強まっている。

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https://mainichi.jp/articles/20230601/k00/00m/030/037000c