ツイッターを運営するアメリカの起業家イーロン・マスク氏のツイートが波紋を広げています。

「アカウントは亡くなった兄そのもの。残せるものなら残して欲しい」

病気で亡くなった兄のツイートを日々見返しているという女性。

その思いを聞きました。

中略

「今でも兄の過去の投稿に『いいね』を押したり、コメントを書いたりしています。触れないし、声は聞こえないけれど、兄はここにいて会いたいときに会える。ツイッターがあってよかったなと思います。残せるものなら残してほしいですね」

削除は始まっている?
去年12月、ツイッターを運営するイーロン・マスク氏は15億件のユーザー名を解放するとして、利用されていないアカウントを削除する方針を示唆しました。

さらにことし5月には、数年間にわたって利用されていないアカウントの削除を進めていると表明。

それによって「フォロワー数が減少する可能性がある」としました。

これに対し、ツイッター上では

「休眠アカウントの乗っ取り対策としては必要」
「パスワードを忘れてログインできなくなったアカウントを消してくれるのはうれしい」

などと理解を示す声がある一方、消さないで欲しいという声も。

中でも目立つのが、冒頭で紹介した女性のように故人のアカウントを残して欲しいという意見です。

故人のアカウントの削除は、始まっているのでしょうか?

運営会社は明らかにしていませんが、現時点ではそれほど多くないという見方もあります。

故人のインターネットコンテンツの問題に詳しいジャーナリストの古田雄介さんは、故人などの放置されたアカウントを定期的にチェックしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230601/k10014081531000.html