50人死亡か インド東部で列車同士が衝突、負傷者も300人以上

 インド東部オリッサ州の駅近くで2日夜、数百人が乗っていた列車と別の列車が衝突する事故が起きた。複数の地元メディアは、約50人が死亡し、300人以上が負傷したと報じている。当局が事故の原因や救助を急いでいる。

 地元紙ヒンドゥスタン・タイムズなどによると、事故は2日午後7時過ぎに発生。負傷者が多く出ている列車は、東部のコルカタ近くの駅を出発し、南部のチェンナイ方面に向かっていたという。

 現地からの映像では、列車の車両の一部が脱線し、血を流して倒れている人の姿も確認できる。乗客の男性は「寝ていたら突然、10人以上の乗客が倒れ込んできた。手足や頭を負傷している人が大勢いた」と話した。

 インド政府は事故後、遺族に100万ルピー(約170万円)、負傷者に5万~20万ルピー(約8万5千円~約34万円)の補償金を支払うと表明した。(ニューデリー=石原孝)

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