まぶたを二重にしたい、コンプレックスを解消したい――。小中高校生の間で、美容整形が身近なものになりつつあります。背景にあるものは? 親や子は、どう向き合うべきなのでしょうか。(伊木緑)

首都圏に住む高校1年の女子生徒(15)は中学卒業を控えた2月上旬、二重まぶたにするための手術を受けた。片目は二重、もう片方は奥二重。左右非対称なことがコンプレックスだった。

 メスを入れず、まぶたを糸で留めて二重のラインをつくる「埋没法」は、小学生の頃からインスタグラムで知っている。のりやテープでまぶたを二重にする「アイプチ」を使い始めた中2の頃から、埋没法できれいな二重にしたいと考え始めた。
両親に相談すると、父が「高校に合格したら」と約束してくれた。

近年急速に増えている10代の美容整形。記事の後半では、美容整形のリスクや整形願望にひそむルッキズムとどう向き合うかを考えます。

 その言葉をモチベーションに…(以下有料版で,残り2657文字)
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