苦境「クックパッド」、年内3度目の人員削減 背景に競合台頭とタイパ重視 6/8(木) 9:00 Yahoo!ニュース

料理レシピの投稿・検索サービス「クックパッド」を運営するクックパッド(横浜市)が苦境に立たされている。6月5日に110人の人員削減を発表。2月と3月の希望退職者の募集に続く、年内3度目の人員削減となる。背景には、競合サービスの台頭やトレンドの変化に伴う業績不振がある。

稼ぎ頭で全体収益の71%を占める有料会員での売り上げも緩やかに減少傾向で、前年から7.6%減少。国内の有料会員数も同様に減少傾向にあり、広告売り上げでは前年同期比26.1%減の3億7900万円となった。

動画コンテンツのトレンドが“タイパ”重視に変わったことも影響しているという。関谷氏は「SNSの高品質画像に慣れ、タイパ重視のユーザーは、『読むより観る』『選ぶより推される』を選ぶ。

アマチュアが撮影した写真と文章中心のクックパッドは、あまり魅力的ではなくなった。プロの手による、高い完成度の調理映像を1分弱で観ることができるクラシルなどの競合にシフトするのは無理もない。『毎日の料理を楽しみにする』をミッションとするクックパッド。映像を見る『楽しさ』で競合にお株を奪われた形だ」と指摘する。

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