※6/20(火) 10:42配信
読売新聞オンライン

 名古屋城天守閣の木造復元計画を巡り、名古屋市主催の市民討論会で差別的発言があったことを受け、河村たかし市長は19日開会の市議会6月定例会で、発言を制止しなかった自らの不備を認め、「発言を受けた方は大変心を痛められたと思う。おわび申し上げる」と述べた。

 3日の討論会では、天守閣の上層階まで垂直昇降設備「電動かご」の設置を求めた車いす利用者に、別の参加者が「ずうずうしい」「我慢せえ」などと発言し、差別的な表現も使った。市側は制止せず、河村市長は閉会の際に「熱いトークもありよかった」と述べた。

 河村市長は19日、読売新聞の取材に「(一連の発言に)困ったことだなと思っていた」とし、「(発言を)予想もしていなかったが、そこら辺が甘い。傷付けるような発言をしないでくれと注意していくことが足らなかった」と話した。

 市は近く検証委員会を設ける。再発防止策の検討を最優先とし、バリアフリー対策で検討している電動かごの設置階の決定は当面見送る方針だ。

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