6月14日にリリースされたバンダイナムコの「BLUE PROTOCOL」について、ドイツのMMO専門メディアMein-MMOは、「2014年以降の9年間で最高のMMORPGになるだろう」と評価した。

Mein-MMOのライター・Alexander Leitsch氏は、ブループロトコルを日本サーバーでプレイし、次のように評価した。

“こんなに楽しいのはESOとギルドウォーズ2以来”
ブループロトコルは、滑らかな戦闘システムを備えた、美しいアニメ調の非常に楽しいゲームです。ゲームの序盤から、敵を攻撃したり、強力な攻撃を自分で回避するのが信じられないほど楽しかったです。戦闘システムを比較するのは難しいとはいえ、私がプレイしたMMORPGの中で、最後にこれほど感触が良かったのは2012年のギルドウォーズ 2くらいです。ブループロトコルはギルドウォーズ2よりもアクション満載ですが、使用可能なスキルの数は遥かに少ないです。

初期のダンジョンとオープンワールドのイベントは、すぐにマルチプレイの感覚を与えてくれました。この点は2022年にリリースされたアニメMMORPG「幻塔」とは大きく異なります。ただし、ストーリーに重点が置かれているため、ソロプレイでも自分のペースで十分に遊ぶことができます。したがって、原神や幻塔が好きなら、おそらくブループロトコルも好きになるでしょう。

(狩りや採集などの)作業的な要素や課金ショップは当然のように批判されていますが、戦闘とインスタンスダンジョンはとても楽しいので、現時点ではどちらも気になりません。新しいクラスが8月に登場するのも素晴らしいです。ですから、既に新しいコンテンツの開発には余念がありません。

他のプレイヤーに対して自分の腕前を証明するためのアリーナPvPが無いのが少し寂しいですが、純粋なPvEファンにとっては、2014年以降に登場したMMORPGの中でも最高です。



同サイトは、MMORPGが不足している現状にブループロトコルが新風を吹き込むと考えており、2014年以降に登場した「黒い砂漠」「ロストアーク」「New World」といったMMOを超えるだろうと評価している。ブループロトコルは幅広いプレイヤーが受け入れられる「大衆適合性」が高いという。

戦闘システムに対する評価は一貫して高く、「一部のプレイヤーは、ゲームが進むにつれて戦闘がやや反復的になり、楽しさが失なわれたと報告していますが、私はその考えには同意できませんでした。むしろその逆でした。」としている。

マイナス点としては、「エリートモンスターを倒しても装備が得られるわけではなく、素材のみが入手できるため、装備のアップグレードが少し単調に感じられることがある」と指摘している。また、「キャラメイクの設定項目数や色の数、より詳細なオプションが不足している」、「ヘヴィスマッシャーのクラスは使ってすぐに他のクラスに変えたくなった」とのこと。

Amazon Gamesによるブループロトコルのグローバルサービスに関しては、2024年に延期されており、年内にクローズドβテストが行われる予定である。

ブループロトコルは日本サーバーで20万人の同時接続者数を達成した。Amazonは昨年、ロストアークの欧米サービスで同時接続者数132万人を達成しているが、果たしてブループロトコルは海外でも大きな成功を収めることになるのだろうか。

引用元:Mein-MMO

https://kultur.jp/blue-protocol-best-mmo-since-2014/