米FTC、アマゾンを提訴 「同意なしに有料サービス登録」
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6/22(木) 0:11配信

ロイター
米連邦取引委員会(FTC)は21日、米アマゾン・ドット・コムが数百万人の消費者を「同意なしに」有料会員サービス「アマゾンプライム」に登録させた上、解約手続きも困難にしているとして、シアトルの連邦裁判所に提訴した。2022年10月撮影(2023年 ロイター/Mike Segar)

[ワシントン 21日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)は21日、米アマゾン・ドット・コムが数百万人の消費者を「同意なしに」有料会員サービス「アマゾンプライム」に登録させた上、解約手続きも困難にしているとして、シアトルの連邦裁判所に提訴した。

FTCは「アマゾンは数百万人の消費者を故意に欺き、知らないうちにアマゾンプライムに登録させた」と主張。アマゾンは消費者を不利な決定に誘導する「ダークパターン」として知られる「操作的、強制的、欺瞞(ぎまん)的なユーザー・インターフェースデザインを使用して、消費者を欺き、自動更新のプライム会員に登録させた」とした。

FTCは2021年3月からアマゾンプライムの登録・解約手続きについて調査。FTCのリナ・カーン委員長は声明で「アマゾンは利用者をだまし、同意なしに登録を維持させ、利用者をいら立たせただけでなく、多大な損害を与えた」とした。

訴状によると、プライムを解約しようとした消費者は複数の解約手続きを踏まなければならなかったという。

アマゾンは声明で「顧客がプライムを愛しているということが真実だ。またプライム会員への登録も解約も明快かつシンプルに設計されている」と指摘。さらに「FTCは当社に通知せず、事実関係、背景、法的問題を理解してもらうためにFTCのスタッフと議論している最中に、そして当社が委員自身と対話する前に、この訴訟を発表したことは問題だ」とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d973329e441e7e58a4500dc17b1e86943fe7392