https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/554171?display=1
愛知県春日井市にある県立病院が、10代の男性患者が痔の手術後に死亡する医療事故があったと明らかにしました。
医療事故があったのは、春日井市の愛知県医療療育総合センター中央病院です。
病院によりますと2021年、重度の脳性まひで通院していた当時10代の男性患者が痔の手術を受けた6日後に手術したか所から大量に出血し、出血性ショックで死亡しました。
事故を受けて設置された事故調査委員会が調査を行った結果、術後の容体変化に適切な観察が行われていなかったことや心肺停止後の処置で、「強心薬」を投与するべきところ、看護師が間違えて「鎮静薬」を医師に手渡し、誤って投与するミスなどが重なったということです。病院は事故調査委員会の報告を受け、医療事故だと認めた上で今月7日、遺族に謝罪しています。
病院は今後、患者の容体急変に適切に対応できる医療チームの再教育を行うとしています。