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本日最終回「あなして」奈緒と永山瑛太がクランクアップ「最高の結婚生活を送れた」

本日6月22日の放送で最終回を迎えるフジテレビ系の木曜劇場「あなたがしてくれなくても」。このたび奈緒と永山瑛太のクランクアップレポートが到着した。
本作はハルノ晴による同名マンガを原作に、セックスレスの状態にある2組の夫婦を描いたラブストーリー。奈緒演じる主人公・吉野みちが、同僚の新名誠に夫・陽一とのセックスレスを告白したことから始まり、先週放送された第10話では、ついにそれぞれの夫婦が離婚を決意した。最終話では吉野夫婦、新名夫婦のそれぞれの行く末が紡がれる。
まず撮影を終えたのは、陽一を演じた永山。劇中でもたびたび映し出されてきた吉野家前の坂道のシーンでクランクアップを迎えた。視聴者の間でその言動がたびたび賛否を巻き起こしてきた陽一を演じた永山は「俳優をやるうえで、自分が演じるキャラクターは誰よりも理解して、自分自身で愛しながらやりたいと思っていたんですけど、陽一というキャラクターは初めて嫌いになりそうになりました(笑)」と冗談交じりにコメント。約3カ月に及んだ撮影を振り返り「現場に来ると、みんなのいいものを作ろうという意識と、楽しもうという気持ちがたくさん伝わってきて、ちょっと心が折れそうなときもあったんですけど、本当にみんなでチーム一丸となって作れたという達成感だったり、なかなか味わえないような感情で満たされています」と語った。奈緒との最後の共演シーンでもあり、永山は「残りのシーンがんばってね」とエールを送り、奈緒も「最後までがんばります!」と返答。2人は固く握手したのち、互いをねぎらうように優しく抱き合っていた。

奈緒は、みちが1人暮らしを始めたアパートのシーンでクランクアップ。監督の西谷弘から花束が渡されると、現場は大きな拍手に包まれた。奈緒は「個人的な話になってしまうのですが」と切り出し、20歳のときにドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」のファンだったことを告白。「あなたがしてくれなくても」は西谷をはじめ「昼顔」のスタッフが再集結したドラマであり、奈緒は上京前に大勢とシェアハウスに住んでいた当時を振り返って「自分の部屋にテレビがなくて、ほとんどドラマを観られていませんでした。そんな中でも、当時一緒に住んでいた先輩たちも私も『昼顔』が大好きで『今日は昼顔だね』と言って、急いで家に帰って観ていました」と明かす。

さらに「その放送が終わったあとに1人暮らしをすることが決まって上京したんですけど、そのときに背中を押してくれた先輩が瑛太さんでした。当時は自分がテレビドラマに出られるなんて思っていなかったですし、そんな大きな夢も持てていませんでした。けど、上京していろいろな出会いがあって、このドラマと出会って、(撮影に入った)最初は恥ずかしくて言えなかったんですけど、その『昼顔』を作った皆さんと3カ月という時間をご一緒できて、夢のような時間を過ごさせていただきました」と吐露。続けて共演者やスタッフへの感謝を伝えつつ「ドラマの中に生きるみち、誠、楓、陽一という愛すべき人たちのことを、皆さんが現場で愛して作っている姿を身に染みて感じながら、“やっぱりこの仕事が大好きだな”と改めて思いました。すごく頼りない座長だったと思うんですけど、素敵な共演者と監督とスタッフの皆さんに囲まれて、最高の結婚生活を送ることができました。皆さんとまたお会いできるように、もっともっと優しい自分になってお会いできるように、これからも精進してお芝居を続けます。全11話、本当にありがとうございました」と締めくくった。