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「まったく同じ場所で同じ悲劇」 映画「タイタニック」監督コメント
北大西洋の深海底に沈む豪華客船タイタニック号を探索中に消息を絶ち、破片が見つかった米オーシャン・ゲート社の潜水艇「タイタン」について、1997年の大ヒット映画「タイタニック」のジェームズ・キャメロン監督は22日、米ABCニュースに対し、「タイタニック号の大惨事との類似性に心を痛めている」と述べた。
【写真】探索艇に乗っていたとみられる大富豪ら
キャメロン氏は、「タイタニック号の事故は、船長が前方に氷山があることを何度も警告されていたにもかかわらず、月明かりのない夜に全速力で氷山に突っこみ、多くの人が亡くなった」と述べた。タイタンの安全性に専門家から懸念の声が上がっていたことに触れ、「警告が聞き入れられず、まったく同じ場所で同じような悲劇が起きた。現実を超越している」とした。
キャメロン氏は、タイタニック号の残骸を見るため30回以上の潜航経験があるという。
