“背脂チャッチャ”4倍に高騰 具も麺も ラーメン値上がり
2023年6月23日 金曜 午後6:42

今や日本人の国民食「ラーメン」。
そのラーメンにピンチが訪れている。
「背脂チャッチャ系」と呼ばれる、こってりとしたラーメンに欠かせない背脂が、かつてないほど不足している。
東京・五反田の背脂をふんだんに使うことで人気のラーメン店「らーめん平太周 味庵」。
しょうゆベースのタレを入れた器に、柄が見えなくなるほどの背脂をかけ、モチモチの麺と勢いよく絡める。
そこにチャーシューや味玉といった具材をのせ、ひと晩じっくり煮込んだアツアツのとんこつスープを加えると、仕上げに2回目の「背脂チャッチャ」。
店自慢のこってり濃厚なとんこつしょうゆスープのラーメンが完成。
客「濃いめでしっかり脂が入っているところが食べたくなります」、「背脂系のラーメンが好きで、ここ食べたくなって(同僚を)誘って来た」、「なんか(背脂がないと)物足りないかなって感じちゃう」
こちらの店では、1杯のラーメンに使う背脂は100グラム以上。
その背脂が高騰しているという。
背脂がいかに重要か、店主は次のように語った。
らーめん平太周 味庵 五反田本店・多畑志朗代表「それ(背脂)に合わせたスープなどの配合になっていますから、背脂が最後入っておいしく食べられる。ないともう食べられないくらいの違い。10年、20年前は1kgで言うと100円前後だったものが、コロナ前に約200円になりまして、いま約400円。まさに4倍です」

https://www.fnn.jp/articles/-/546971
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